ばっかいむら開設のごあいさつ

ご覧いただきありがとうございます。

本サイトは、抜海駅周辺地区の総合的なご案内を通して、

抜海駅の観光利用を促進することを目的に開設されました。

同時に、2021年8月時点で実施中の抜海駅100周年記念事業のクラウドファンディング、およびその関連事業の成功を目指し、その広報を行うほか、

ご支援を頂いたみなさまに、現在の抜海の様子をお伝えすることも目的としております。


運営は、主に千葉県在住の大学生である私Tが、抜海の方との連携のもとに行う予定です。


ある時、宗谷線の「廃止されそうな駅」を回りに行きました。

抜海にお邪魔した際に、抜海駅のいつ廃止されてもおかしくない状況を地域の方からお聞きし、またクラウドファンディングの存在を知りました。

「廃止されそうだから行ってみた」はずが、地域の方々と旅人に愛されている駅の様子を前に、

「なくなってほしくない」と思うようになりました。


しばらくして、コロナウイルスのいわゆる「第5波」が到来。

このままでは、私の様に現地でクラウドファンディングの存在を知るという知り方はできなくなると感じ、インターネットでより多くの人に抜海駅のことを知ってもらうことが意味を持つのではないかとふと思いました。

そして、抜海に行くことができない今、それが私の出来ることなのだと思いました。


自分が何もしなければ、間違いなくこの駅は消える。

自分が何かしても、いつかは消えてしまう。

でも、何かしなければ、消えたときに個人的に悔しいだろうな、と。

そして、いろいろと制約のあった大学生生活も残り1年半となり、

「いましかできないこと」は何なのだろうと考えたときに、

抜海をインターネットで応援したいと思ったのです。


現実を見れば、過疎化・高齢化が急速に進むこの地方で、抜海駅や宗谷本線が、10年・20年と残り続けるのは、ほぼ不可能に近いと思います。

「こんなローカル線を、ローカル駅をいつまでも残すなんて、無理に決まっているだろう」

確かに、そう思います。それはわかっています。

そうであっても、いつかその現実を受け止めなければいけない時が来るのだとしたら、一人でも多くの人に、この小さな駅があったということを覚えておいてほしい。

きっと、ローカル駅を愛するすべての人は、そう思っていると思うのです。


このサイトの一番の目的は、そこだと思います。

北の端っこの小さなむら、抜海が、少しでも「素敵な場所だな」と感じてもらえれば幸いです。

そして、そう感じたことをきっかけに、

宗谷線を使って抜海駅に来て下されば、

駅から自転車で抜海の大自然をめぐっていただければ、

駅ノートに訪れた足跡を残していただければ、

お友達に抜海駅のお土産話をしてくだされば、

これ以上の幸せはありません。