抜海村は、日本最北の市・稚内市の南郊に位置する地区です。

抜海地区は、大まかにバッカイ・クトネベツ・勇知の3地区に分けられます。

3地区合計の人口は370人ほどですが、このうち抜海駅周辺地区であるバッカイ・クトネベツの2地区の人口はわずか100人ほどであり、過疎化が進んだ地域であるともいえます。

本サイトは、後述の経緯もあり、現在のところ抜海駅周辺地区であるバッカイ・クトネベツの両集落をテーマに運営しております。

そんな抜海地区の誇りは、そこかしこに広がる絶景。

どこまでも広がる牧草地や、一直線に伸びる北海道らしい道路。

そして何より、海の向こうにそびえる利尻富士の偉容。

コンビニは勿論、店らしい店は一軒もないけれど、

その大自然に引き付けられた旅人が、きょうも抜海を目指します。

旅人たちを長きにわたって迎え続けてきたのが、宗谷線の抜海駅。

日本最北の無人駅であるだけでなく、

1924年の開業当初からずっと地域と旅人を見守り続けてきた駅舎がきょうも残ります。

地域の方々に愛され、古いながらも綺麗に手入れされた駅舎は、

きょうも静かに皆様のお越しを待っています。

本サイトは、抜海駅100周年記念事業の情報発信をきっかけに、2021年8月末から運営を開始しました。

抜海駅100周年記念事業の成功にとどまらず、抜海駅の観光利用促進を図り、それを通して抜海駅や宗谷北線の維持存続を支援することを視野に入れ、駅周辺地区(バッカイ・クトネベツ両地区)の各種情報を総合的にまとめたサイトとして運営する予定です。

宗谷線は非常に厳しい経営状況が続いていますが、一人でも多くの方に宗谷線や抜海駅の存在を知っていただくべく、運営してまいる所存です。